LP collections vol. 2
Larry Sparks



私のアイドル、Larry Sparksです。
私と同い年のラリーはオハイオの出身。永らくローカルでの活躍が実って、最近ではIBMAの年間最優秀ヴォーカリストに常連としてノミネートされている。カーター存命中からクリンチマウンテン・ボーイズに抜擢され、カーター亡き後のラルフのパートナーとしてバンドを支えました。
1970年に自身の
Lonesome Ramblersを率いてからは、ローカルでの活動ゆえに、中央では認められず、または発表されたアルバムも録音状態が悪かったり、超ワンマンバンドゆえに、サイドメンに恵まれず、駄作も多い。(そう言えば彼の日本盤はあまり見かけませんね) しかしじっくり聴くとあのロンサムなフィーリング、ダウンホーム的な暖かさ、そして1953年製のMartin D28のヘビー弦をバシバシ弾くギターワークは単純な中にブルーグラスギターの醍醐味が凝縮されていて、しびれます。なによりも唄がいい。来日した時に会場に行けなかったのを今でも悔やんでおります
1967年〜1970年にRalph Stanley & Clinch Mt. Boysとして5枚のアルバムを残しているのですが、あいにくそのアルバムは所有しておりません。ぜひ聴きたいものです。
(もしかしたらスタンレーのアルバムの中にまぎれているかも) ・・・・・ ありました。カーターが亡くなってからのラルフの最初のアルバム「Over TheSunset Hill」が事実上のデビュー盤です。(1968年録音 King LP#1032)
ラリー・スパークスで思いつくのが静岡市在住の望月一憲氏です。氏が唄うラリー・スパークスソングは素晴らしく、私も彼のファンである。
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